田村 和彦(TAMURA Kazuhiko)

福岡大学人文学部東アジア地域言語学科教授。1999年4月より2002年3月まで、日本学術振興会特別研究員。2000年より1年半ほど中国の農村に住み込み調査に従事する。東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学文化人類学専攻、単位取得後退学(2005年3月)。2005年4月より、福岡大学人文学部東アジア地域言語学科専任講師、2009年4月より准教授を経て、現職。

著書

・2014年 田村和彦(国立歴史民俗博物館、山田慎也、鈴木岩弓(編)) 担当部分「第9章民衆の葬儀と国家-近現代中国における人々の葬儀」(『変容する死の文化:現代東アジアの葬送と墓制』) 東京大学出版会 173-200頁

論文

・2015年 「中国における火葬装置、技術の普及と労働現場の人類学:新たな技術を受容し、環境を再構成する人々に着目して 『中国社会における文化変容の諸相:グルーカル化の視点から』」韓敏(編),風響社 国立民族学博物館論集3 51-76頁
・2014年 「近現代中国における『正しい』葬儀の形成と揺らぎ―二つの『聖なる天蓋』とその後の展開―」,『中国21』 愛知大学現代中国学会(編) 41号 175-202頁
・2014年 「従生活話語来看“歴史”記憶―以陝西同治回民起義為例」(Historical Memories in the Discourses of Daily Life),『中国社会的家族・民族・国家的話語及其動態-東亜人類学者的理論探索』(Senri Ethnological Studies) ,末成道男、韓敏(編)90 255-269頁
・2014年 ミニ・シンポジウム『世界遺産/無形文化遺産時代の文化と社会をめぐる現状と展望』報告 掲載誌 『地域共生研究』3号、福岡大学東アジア・福岡・地域共生研究所(編) 3号 121-130頁
・2013年 「ドイツ、中国における死の博物館をめぐって-Museum Für Sepulkralkultur,Ohlsdorf墓地付設博物館、上海殯葬博物館を訪問して-」,『白山人類学』白山人類学研究会(編) 巻 16号 133-137頁
・2012年 「從“古風”的探求到我們的日常生活的研究」(宗暁蓮:訳),『節日研究』文化部民族民間文芸発展中心 山東大学(編) 泰山出版社(中国) 巻 6号 91-106頁
・2012年 「民俗学視野中的日本民俗文化保護政策」(訳:宗暁蓮),『国家與民俗』(周星(編)) 中国社会科学出版 92-110頁
・2010年 「現代中国における墓碑の普及と『孝子』たち―陝西省中部農村の事例から―」,『中国における社会主義的近代化』(小長谷有紀・川口幸大・長沼さやか編)),勉誠出版 87-121頁
・2010年 「ふたつのタイプの葬送儀礼からみた、現代中国における『死』の位置づけに関する報告‐陝西省中部地域における都市部と農村部の葬儀を事例として―」,『七隈史学』12号 七隈史学会(編) 27-42頁
・2009年 「中国民俗学の現在―現地調査と民俗志を中心に―」,『日本民俗学』(特集:海外の現代民俗学―東アジア編―) 日本民俗学会 28-56頁
・2009年 「『死』をめぐる革命と民間知識―陝西省中部地域の公共墓地産業と葬儀改革を事例としてー」(『革命の実践と表象―現代中国への人類学的アプローチ』(韓敏編) ,風響社 215-250頁
・2006年 「陝西省中部地域における死の儀礼―漢民族の葬儀に関する人類学的報告―」,『文明21』17号 愛知大学国際コミュニケーション学会(編) 51-73頁
・2006年 「中国の葬儀改革にみる連続と変容:地方都市における公墓政策の受容を例として」,『中国21』(特集:漢民族をどう見るか) 愛知大学現代中国学会 159-184頁
・2006年 「文化人類学與民俗学的対話 ―圍繞「田野工作」展開的討論―」,『民俗学的歴史、理論與方法』上冊(周星(主編)) 商務印書館 456-485頁
など

書評

・2011年 書評:西澤治彦著『中国食事文化の研究―食をめぐる家族と社会の歴史人類学』,『文化人類学』76巻2号 (旧民族学研究) 日本文化人類学会
・2009年 書評:佐藤仁史・太田出・稲田清一・呉滔(編)『中国農村の信仰と生活―太湖流域社会史口述記録』,『中国研究月報』63巻9号 中国研究所
・2008年 書評:瀬川昌久・西澤治彦編訳『中国文化人類学リーディングス』,『中国21』(特集:旅遊中国―産業としての観光、文化としての観光―)29号 愛知大学現代中国学会 257-264頁
・2006年 書評:秦兆雄著『中国湖北農村の家族・宗族・婚姻』」,『白山人類学』9号 白山人類学研究会(編) 265-279頁
など

学会報告(講演等含む)

・2014年11月 「物質生活の変化と生活―中国内陸部における家電・家具・トイレを中心に」,国立民族学博物館国際シンポジウム『中国文化の持続と変化―グローバル化の中の家族・民族・国家』 国立民族学博物館
・2014年7月 「『生活方式』的人類学再思考―以物質/空間/身体的日中研究為中心―」,北京大学人類学論壇 北京大学
・2014年5月 「社会変化過程中的殯儀儀式―以P.Berger的Sacred Canopy概念為線索-」,第1届東亜宗教文化国際学術研討会「東亜宗教的伝統性與現代性」 華東師範大学
・2013年11月 「“非遺”時代的自文化研究―日常生活的記録與“異化”的日中比較」,
「中日人類学民族学理論創新與田野調査」国際学術研討会(中国社会科学院民族学人類学研究所、国立民族学博物館共同開催) 場所 社会科学院民族学人類学研究所(中国・北京)
・2013年10月  コーディネイター「世界遺産/無形文化遺産時代の文化と社会をめぐる現状と展望」 趣旨発表 「世界遺産/無形文化遺産時代の文化と社会をめぐる現状と展望‐」福岡大学福岡・東アジア・地域共生研究所(主催) 場所 福岡大学
・2013年10月 「中国における非物質文化遺産運動のもたらした民俗学的困惑」,日本民俗学会 第65回年会 場所 新潟大学
・2013年10月 コメンテーター「国際シンポジウム:無形文化遺産政策のホットスポット・中国ー中国民俗学の経験から学ぶー」,日本民俗学会 第65回年会 場所 新潟大学
・2012年6月 「葬儀を具現化する人々(2) ―中国内陸部殯儀館における火葬職員の仕事を事例としてー」,日本文化人類学会(於:広島大学)
・2011年12月 「環境、工具、技術和人之間的人類学―以殯儀館工作人員的活動為例」,「中国研究:他者與自者的視野」(第二届青年人類学論壇、中山大学人類学復弁30周年系列学術活動)中山大学(中国)
・2012年10月 「再考技術時代的「死亡」―不是分析城市特有的現象、而是思考「我們」的日常生活」,「第一届城市社会論壇」、華東師範大学(中国)
・2012年10月 「葬儀を具現化する人々(1)殯儀館職員」,日本民俗学会第63回年会 滋賀県立大学
・2010年4月 「(講演)西安観光をめぐる近年の動向―都市景観の再編と食文化の資源化を中心にー」,九州・シルクロード協会
・2009年9月 「ふたつのタイプの葬送儀礼からみた、現代中国における「死」の位置づけに関する報告―陝西省中部地域における都市部と農村部の葬儀を事例として―」,七隈史学会 福岡大学
・2009年8月 「試論現代大衆生活変遷背景下民俗学的走向―以陝西省中部一村落的当代建碑活動為例」,第七回民間文化青年論壇:民間信仰與文化遺産国際学術研討会 北京師範大学珠海キャンパス(中国)
・2008年10月 「近年の墓地をめぐる経験について(1) ―中国陝西省村落の事例からー」,日本民俗学会第60回年会 熊本大学
・2006年7月 「歴史記憶をめぐってー西北「回民起義」に関する語りー」,愛知大学21世紀COEプログラム「漢族少数民族研究の接合~クロスオーバー的視点から見る漢族と少数民族の社会と文化~」 愛知大学
・2006年6月 「記述と口承―中国陝西省回民起義をめぐる記憶―」,日本文化人類学会第40回研究大会 東京大学
・2005年11月 「辣味的誘惑-從社會要素分析的陝西農村味道變遷-」,第9届中華飲食文化学術研討会 成功大学(台湾)
・2004年6月 「東アジアにおける自文化研究」,日韓次世代学術Forum2004国際学術大会、釜山東西大学校(韓国)
・2004年6月 「土地改革をめぐる中国農村宗族の変化 ―1949年前後の陝西省関中地域の事例からみた宗族と家族―」,日本文化人類学会第38回研究大会 東京外国語大学
・2003年5月 「殯葬改革に表出する『民俗』と『文明』―中国陝西省地方都市における公共墓地を例として―」,日本民族学会第37回研究大会 京都文教大学
・2000年7月 「研究“自”文化的異化和同化:以日本佐渡島親族研究為例」,The International Union of Anthropological and Ethnological Sciences (Inter-Congress) 北京
など

所属学会

日本文化人類学会、中国社会文化学会、日本民俗学会、七隈史学会、現代民俗学会など

科研費
代表
「現代中国における追悼会をめぐる葬儀従事者、遺族の相互行為に関する文化人類学的研究」、2011年4月28日~2014年3月31日(予定)、若手研究(B)
「中国の葬儀改革に関する社会人類学的研究:国家と人々を媒介する分節集団の事例研究」、2008年度~2010年度、若手研究(B)
「現代中国における死の社会的布置―政策、慣習を解釈する人々の文化人類学的研究―」、2006年度~2007年度、若手研究(スタートアップ)
研究分担者
2012年度「民俗学的実践と市民社会―大学・文化行政・市民活動の社会的布置に関する日独比較」、研究代表者:岩本通弥(東京大学)、基盤研究(B)