毛里 和子(MORI Kazuko)

早稲田大学名誉教授、現代中国研究所顧問。2011年に「文化功労者」に顕彰され、これまで「中国学研究貢献奨」(2010年度)、「福岡アジア文化賞」(2010年度)などを受賞。専門は中国政治と外交、東アジア国際関係。主な著書に『グローバル中国への道程―外交150年』(川島真と共著、岩波書店、2009)、『日中関係―戦後から新時代へ』(岩波書店、2006)、『現代中国政治』(名古屋大学出版会、1993 / 新版2004 / 第3版2012)、『現代中国政治を読む』(山川出版社、1999)、『周縁からの中国―民族問題と国家』(東京大学出版会、1998)、『中国とソ連』(岩波書店、1989)などがある。

単著

2012年5月 『第3版・現代中国政治――グローバル・パワーの肖像』名古屋大学出版会
2006年6月 『日中関係――戦後から新時代へ』岩波書店
2009年2月『中日关系――从战后走向新时代』徐显芬訳、社会科学文献出版社(中国語翻訳)
2006年10月『중일관계――전후에서 신시대로』Leebook Publishing, Seoul(韓国語翻訳)
2004年12月 『新版・現代中国政治』名古屋大学出版会
1999年3月 『[世界史リブレット]現代中国政治を読む』山川出版社
1998年9月 『周縁からの中国――民族問題と国家』東京大学出版会
1993年9月 『現代中国政治』名古屋大学出版会
1989年5月 『中国とソ連』岩波書店
1988年2月 『中国の議会制度と地方自治』東京都議会議会局

編著

2012年7月 『陳情―中国社会の底辺から』松戸庸子との共編、東方書店
2010年2月 『〈日中学術討論会〉中国 ポスト改革開放30年を考える』早稲田大学現代中国研究所
2009年11月 『グローバル中国への道程――外交150年 [叢書中国的問題群12]』川島真との共編、岩波書店
2007 年   A New East Asia――Toward a Regional Community Co-edited by Kenichiro Hirano,  
       National University of Singapore Press
2006年12月 『東アジア共同体の構築④ 図説ネットワーク解析』森川裕二との共編、岩波書店
2004年3月 『日中関係をどう構築するか――アジアの共生と協力をめざして』張蘊嶺との共編、岩波書店
2001年2月 『現代中国の構造変動Ⅶ 中華世界――アイデンティティの再編』東京大学出版会
2000年2月 『現代中国の構造変動Ⅰ 大国中国への視座』東京大学出版会

共訳

2001年7月 『ニクソン訪中機密会談録』毛里興三郎との共訳、名古屋大学出版会
1987年12月 『オールド・シャンハイ』毛里興三郎との共訳、東方書店
1977年3月 『中国革命とソ連の顧問たち』本庄比佐子との共訳、日本国際問題研究所
1981年9月 『中国革命与蘇聯顧問(1920-1935)』中国社会科学出版社(中国語訳)

監訳

2004年2月 『周恩来・キッシンジャー機密会談録』増田弘との共同監訳、岩波書店

学術論文

2012年 「データから解析する中国共産党の変身」菱田雅晴編『中国共産党のサバイバル戦略』三和書籍、40-59頁
2011年8月 「世紀の実験――“中国モデル”をどう考えるか」『ワセダアジアレビュー』(10) 、10‐18頁
2011年7月 「アジアにおける冷戦構造の変容と地域紛争」和田春樹ほか編『東アジア近現代通史9経済発展と民主革命』、岩波書店、95‐120頁
2011年3月 「日中関係与大平正芳」北京日本学研究中心編『中日関係与大平正芳』、中央編訳出版社、20‐27頁
2010年12月 「日中間の歴史共同研究交流を豊かにするために」笠原十九司編『戦争を知らない国民のための日中歴史認識――『日中歴史共同研究〈近現代史〉』を読む』、勉誠出版、135‐148頁
2010年12月 「地域研究と国際関係学のあいだ――中国研究の立場から」山本武彦編『国際関係論のニューフロンティア』、成文堂、218‐241頁
2010年12月 「日中関係の現状から未来を展望する――“新日中関係は?”」『季刊 中国』(103)、2010年冬季号、49‐63頁
2010年6月 「現代アジア政治学のススメ」寺田貴編『アジア学のすすめ 第1巻 アジア政治・経済論』、弘文堂、108‐122頁
2010年5月 「“自由化”と高まる社会的緊張」『中国年鑑 2010』、中国研究所、38‐42頁
2010年4月 「中国のアジア地域外交――上海協力機構を中心に」渡邉昭夫編『アジア太平洋と新しい地域主義の展開』、千倉書房、265‐288頁
2010年2月 「“改革開放30年”をどう評価するか」毛里和子編『中国ポスト改革開放30年を考える 日中学術討論会』、NIHU現代中国早稲田大学拠点研究シリーズ1、9‐20頁
2010年1月 「現代中国研究40年――三つの挑戦」『ワセダアジアレビュー(7)』30‐35頁
2010年1月 「現代中国60年をどう見るか――パラダイム・シフトを考える」『中国研究月報』(743)、中国研究所、12‐27頁

インタビュー

2011年7月 インタビュー「現代中国は手に余るものになった」『戦後日本の中国研究』、平凡社、2011年、273‐323頁
2009年12月 シンポジウム「“ポスト改革開放30年”の中国」『アジア時報』12月号(452)、アジア調査会、36‐61頁
2009年3月4日 インタビュー「検証――分岐点に立つ改革開放の中国(上) 毛里和子早稲田大学教授に聞く」時事通信(時事通信社インターネット版)
2008年11月20日 对话「政改“中间道路”:东亚政治发展启示――于建嵘对话毛里和子」『南方周末』
2008年7月 対談「毛里和子×藤原帰一 中国の本当とは?」『SIGHT』Vol.36、ロッキング・オン、94‐127頁

書評

2011年10月2日 書評 フランク・ディケーター著『毛沢東の大飢饉』『日本経済新聞』2011年8月 書評 「電子化時代の歴史研究――その課題」高田幸男、大澤肇編著『新史料からみる中国現代史』 『東方』(366)、東方書店、27‐30頁
2011年2月6日 書評 R・マクファーカー、M・シェーンハルス著『毛沢東 最後の革命(上・下)』『日本経済新聞』
2010年9月12日 書評 フィリップ・ショート著『毛沢東 ある人生(上・下)』『日本経済新聞』
2010年3月7日 書評 趙紫陽ほか著『趙紫陽極秘回想録』『日本経済新聞』

【受賞歴】
2011年11月  文化功労者(政治学)
2010年11月  中国国務院新聞弁公室・上海社会科学院 第1回世界中国学研究貢献奨
2010年9月  第21回福岡アジア文化賞 学術研究賞 (当代中国研究・地域研究に対して)
2007年10月 石橋湛山記念財団 第28回(2007年度)石橋湛山賞(『日中関係 戦後から新時代へ』に対して)
2007年7月  大同生命国際文化基金 第22回(2007年度)地域研究賞(現代アジア学の構築への貢献に対して)
2006年2月  (財) 櫻田會 特別功労賞 (『新版・現代中国政治』2004年に対して)
2003年11月  紫綬褒章 (地域研究に対して)
1999年6月  (財) 大平正芳記念財団 太平正芳賞 (『周縁からの中国』1998年に対して)
1994年12月  毎日新聞社アジア調査会 アジア太平洋賞大賞 (『現代中国政治』1993年に対して)


【共同研究歴】
2007‐2009年度  大学共同利用機関法人・人間文化研究機構 現代中国地域研究拠点連携プログラム 幹事長
2002‐2006年度  文部科学省21世紀COE「現代アジア学の創生」 拠点リーダー
2000‐2002年度  文部科学省科学研究費基盤研究A 「冷戦史の再検討」 代表
1999 ‐ 2001年度  「21世紀のアジアを考える日中研究者フォーラム」(国際交流基金支援) 代表
1996 ‐ 1998年度  文部省科学研究費重点領域研究「現代中国の構造変動」 領域代表

【学会活動など】
2005‐2006年  現代中国学会 理事長
1997 ‐ 1998年  日本国際政治学会 副理事長
1994 ‐2004年  アジア政経学会 理事